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掛川織りができるまで

1いぐさの栽培

いぐさ(藺草)の栽培は、寒い冬に水田に苗を植えて暑い夏に刈り取る。厳しい作業と多くの手間を要する。

2藺草のチェック

いぐさ製品の中で一番上質のいぐさを必要とする掛川のために、入念にいぐさを選別する。いぐさ草の長さは主に130cm以上の中太で径が揃ったものが選ばれる。

3デザイン

長年の経験で色彩のバランスを考慮し、新しく染めたいぐさを選んで構成する。頭に描かれたものを実際に少量ずつ織、その中から今年の柄を決める。

4染め

染めは温度と時間タイミングを計って水を差し染まりやすくする。いぐさは育った田によって染め具合が変わる。いぐさがムラなく染まるように長い藺草を一本一本慎重にほぐす。

5長さ色ムラ折れのチェック

長さが足りないいぐさ、折れたいぐさ、色の調子が揃っていないいぐさ草を抜き出す。微妙な色違いが織りに影響する。織り傷を出さないために。

6織り

掛川織りは筑後地方独特の織りで、花ござの逸品である。綿糸はいぐさの抵抗が大きく織り難いが、自然のいぐさには天然素材を使わなければならない。

7天日干し

織り前にとったいぐさのくせ直しをする、加湿(かし)の水分を飛ばすために、裏側を天日干しをする。掛川は1時間ほどで十分乾燥する。

8長さ揃え

経糸(たていと)だけを着るように両刃の刃物で、サイズに合わせて長さを切りそろえ、経糸で綴じる。

9仕上げ

掛川の表面をヘチマでこすり、余分な染料を拭き取りいぐさに艶を出す。目に見えなかったいぐさの折れの織り傷を、一目一目確認し手直しする。

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  • 2010-05-22 (土) 11:22

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